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印場元町鍼灸院

中医学を基にした「はり治療院」 印場元町鍼灸院

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2018.04.06

冷え性には4つのタイプがある

冷え性の4つのタイプ
 
 冷え性は全身的な冷え、水毒による冷え、瘀血による冷え、気逆による冷えの4つのタイプに分けられます。
 
 全身的な冷えとは、新陳代謝が低下しているために体温が温まり切れない状態のことです。
 
 体全体に冷えが起こり、青白い顔をしている人に多く見られます。
 
 高齢の人や、大病を患った後の人に起こりやすい冷え性のタイプです。
 
 水毒による冷えとは、気・血・水の内の水の異常によるものです。
 
 体に余分な水分が滞っているために、その水が冷えを起こすと考えられ、胃腸の働きが低下し、胃下垂が見られる人に起こりがちです。
 
 このタイプの人には胃内停水(みずおちの辺りを軽く叩くとぽちゃぽちゃと言う音がする状態。)水毒を判断する目安となります。

 
 新陳代謝は正常で、胃腸は丈夫だが、便秘の女性に多いのが瘀血による冷え性です。
 
 瘀血とは、全身を巡る血が停滞した状態のことで、この状態が様々な不調を招く原因になるのです。瘀血は現代医学的に捉えると、ホルモンバランス、血管の運動神経バランスが乱れているために起こるとみられています。
 
 瘀血のある人は下腹部を触ると、抵抗感といった痛みが感じられますが、手足が冷えるのが特徴です。
 
 気逆とは、体内をめぐる気が逆流するために起こるものです。
足は冷えるのに首から上はのぼせると言うのが、気逆による症状の特徴といえます。

 
 冷え性は、漢方治療の得意とするところです。
といっても過信するあまり、安易には考えてはいけません。
 
 自分の「証」(漢方的な体質・体調)に合うものをよく選んでください。
 「証」が合わないと逆効果となりますので、注意する必要があります。


 

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